​原節子さん逝く!!

ご冥福をお祈り致します。

美しいままで逝かれた毅然さに感謝申し上げます。


今の映画は、美しい人が主役になりにくい時代となってしまいました。

残念です。

 
Hana * 想い出 * 10:21 * comments(0) * - * pookmark

​原節子さん逝く!!

ご冥福をお祈り致します。

美しいままで逝かれた毅然さに感謝申し上げます。


今の映画は、美しい人が主役になりにくい時代となってしまいました。

残念です。

 
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子供の頃の切手コレクション

ローレンスブ・ロックの短編集に『殺し屋』というのがあって、その中の1編に、引退後の趣味についての興味深い記述があった。

資産もでき、引退を考え始めた殺し屋が、時間の空白を埋めるためには、何かの趣味を持つべきだと人に諭されて、あれこれ考える。
そして、偶然通りがかった切手商の店で、趣味に目覚める。

切手商の店主によるコレクションの分析、指向性、愉悦が軽妙な会話で展開する。

主人公ならずとも結構奥深いものだなと感心してしまう。

そこで、殺し屋は、回想する。子供の時に蒐めていた切手帳を。アレはどこにいってしまったのかと。

そうなんです。わたしも子供の頃に、切手を集めたことがあった。
流行りだったのか、男の子の一度は通る道だったのだろうか。
アレはどこにいってしまったのか。

件の切手商の言葉を借りると、子供の頃のコレクションは、時代を経ても、そうそう値上がりするものではないそうだ。残念だが。

というのは、子供の小遣いで買える程度のものの寄せ集めは、せいぜい倍程度になるだけだが、中に、子供ではとても手が届かない値のものがもしあったとすれば、それだけで、20倍とかになるだろう、ということだ。

時が経ても、
屑は屑のままだが、
光るものは、輝きを増す。
ということだ。

なるほど頷ける話だ。

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Hana * 想い出 * 12:25 * comments(0) * - * pookmark

原田芳雄に思う

原田芳雄逝く。享年71歳。

ご冥福をお祈りします。

個性有る俳優がまたひとりいなくなってしまった。


残念だが、彼の個性を引き出せた作品は決して多くはなかったと思う。

「龍馬暗殺」かな。やっぱり。

黒木和雄の監督作品。


原田芳雄は不運だったとおもう。

三船敏郎と黒沢明のように、彼の資質を存分に発揮させる監督に恵まれなかったこと。

そして、何よりも、日本映画の斜陽時代に遭遇してしまったことだろう。

キャラクターとしては、安定した生活を送る世相にはあわなかったのだろう。


しかし、彼ほど、無頼性を紛々と発散させた役者は他には見当たらない。

質はまったく異なるのだが、ミッキー・ロークの若かりし時の個性の強さと一脈通じるところがある。


「大鹿村騒動記」を観るのを楽しみにしていたのだが、まさか、こうなるとは。

最期の映画か。

しかも、自らが手掛けた映画。

観に行かなくては。

合掌。

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Hana * 想い出 * 06:03 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

青春はぎこちない

藤沢周平さんの随筆の中に、

藤沢さんが山形師範に入って下宿をしていた時のことが出ていて、

その下宿には高校生の娘さんがいた。

ある日、家の裏で、洗濯をしていると、娘さんが風呂焚きに来た。

長い時間を無言で過ごしていて、意を決してだったか、

「いい天気だなっす」

と話かけた。

「ンダなっす」と娘さんが朗らかにこたえた。

また長い時間を、無言に。それだけだった、というような内容で、

「青春とは元来不器用なものだ」というような結び方であったように思う。


遠い昔を思い出して、甘酸っぱいような気分になった。

今は、そんなことは無い、というかも知れないが、

どこか、おずおずとしたところがあるのが青春の証ではなかろうか。

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Hana * 想い出 * 14:26 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

歌謡曲のキーワード 最終回 「地名」

お付き合いいただいた、キーワードで読み解く「私本・昭和の歌謡曲」もこれでおしまいです。

長い間のご静聴?感謝申し上げます。

ラストは、登場する「地名」です。

そこに行く前に、いわゆる「南北問題」、があります。

歌われるのは、「南」「北」か、ということですが、

圧倒的に、「北」です。


「恋」がメインテーマの歌謡曲です。

しかも、この「恋」は成就しません。

別れには、暖色系の「南」は難しいのです。

厳しい、寒色系の「北」でなければなりません。

寒さも、侘びしさを募らせます。

霧も、効果的です。夜霧はなおさらうってつけです。


老後は、暖かい所がいい、などというのは、歌謡曲にはそぐわない情景です。


が、しかし、沖縄返還あたりから、「南」の侵攻が盛んになります。

きらめく陽光のもと、若さをはじけさせる「恋」が登場します。

夏をテーマとする歌が、海を舞台に、席巻します。

若者文化が、世の中心に据わる時代の到来です。


では本日のテーマの「地名」ですが。

独断で選んだ私本・歌謡曲の中でと、サンプリングが偏っていますが、そのあたりは目をつぶっていただいて、

歌に登場する地名で多い順に並べると、

1位  東京 
  文句なくです。

2位 大阪 と 横浜
 老舗の大阪に、新興勢力のヨコハマ(カタカナで登場も)が挑む構図です。

後は、複数回登場の 京都 長崎
 古都・京都はわかりますが、何故か長崎が歌われます。異国情緒はポイントが高いのでしょうか。

単発では、北海道の網走、知床、襟裳、小樽、函館。仙台、北上、潮来、伊豆大島、岐阜、瀬戸、高知
ここでも、「北」が優勢です。
他に外国もあります。イスタンブール、パリです。


まだ、あります。地名を散りばめて、日本を巡る、歌です。地名は、函館、・・・

「港町ブルース」 森進一 昭和44年(1969)


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Hana * 想い出 * 11:49 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

歌謡曲のキーワード(4) 海

歌謡曲をキーワードで読み解く、シリーズで、もう4回目になります。

もう少しお付き合いの程を。

今回は、歌われる情景です。

「海」か「山」かと言えば、

圧倒的に、「海」です。


海に向かって、叫んでみても、

山に向かっては、叫ばない、のですね。


誰もいない、のは、海で、

誰もいない、山では、遭難ですか? と思われます。



海に連なる名詞もよく出てきます。

まずは、「港」、です。

港での出会いと別れがテーマになります。

 「港町ブルース」では、ご丁寧に日本一周をします。


そして、「岬」もいろいろなところが登場します。

  知床岬(知床旅情)、オタモイ岬(石狩挽歌)、文字どおりの襟裳岬etc.


「海峡」
もあります。

 津軽海峡(津軽海峡冬景色)、背伸びしてみる海峡(港町ブルース)。


「島」
を巡るのは、

 「アンコ椿」は、島の娘。
  船で嫁ぐのは「瀬戸の花嫁」。


明るい景色では、

「渚」、が出てきます。眩しい「真赤な太陽」を浴びての恋でしょうか。
 青いシャツを着て、海を見ていた「恋の季節」。
白い珊瑚礁」もそうですね。

こうしてみると、日本人にとっての海は、いろいろな思いを託されているのだなーとつくづく思います。


それに対して、山、は帰るべき故郷の象徴なのでしょうか、
軽軽には扱えないのかも知れません。


海と恋とは密接な関係があります。

「恋の季節」 ピンキーとキラーズ 昭和43年(1968)
大ヒットでした。今陽子の歌声は夏中響いてましたね。
レコード大賞は、「天使の誘惑」 黛ジュン に持って行かれましたが。
再結成して楽しんでいるようです。


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Hana * 想い出 * 09:20 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

歌謡曲のキーワード(3)

私本・歌謡曲全集の編集の産物で、キーワードで読み解いています。

今日は、
「都会」「地方」。

いわば 「東京」「故郷」 です。


都会への憧れ、首都への集中の動きが、距離感の短縮につれて、加速します。

東京では、
 「哀愁の街に霧が降ったり」するらしい
 「東京ドドンパ娘」なんてのもいるらしい
 「東京五輪」も開かれるし
 「二人の銀座」は楽しそうだ
 「神田川」が流れているし、 

と惹きつけることがいっぱいあります。

大学も。仕事も。


それに抗する動きとして、

故郷への思い、そして地方への回帰を呼びかける内容は、かなり早い段階からありました。

早く帰ってコ  青木光一  昭和31年
 東京へ出た弟を兄が思う

僕は泣いちっち 守屋浩  昭和34年
 あの娘も、東京へいっちち。なんで東京がそんなにいいんだろ・・と

北国の春  千昌夫 昭和52年
 極めつけ。そろそろ、帰ろかな、と。


そうした数々の歌ができました。

なかに、都会と地方の対置をひとつの歌にした異色な曲があります。

物語は、地方から出ていった男の子と、故郷に残る女の子の恋の行方ですが、

珍しいことに、男女の掛け合いをそれぞれの人称で歌います。

昭和版「相聞歌」です。

木綿のハンカチーフ  太田裕美 昭和50年(1975) です。
太田裕美さんは、この歌を大切にして歌っているのが伝わって来ます。努力しておられるのでしょう。可愛いですしね。
曲名は、終わりまで聴かないと分かりませんよ。泣けるよ。




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Hana * 想い出 * 11:44 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

歌謡曲のキーワード (2)

昭和の歌謡曲の特徴を、キーワードで見分けています。

前回で、歌謡曲の主要テーマが、「恋」であることはお伝えしました。

今回は、その「恋」のお相手はどういう人だったのか、ということです。

主人公の場合もありますが、対象の人は、お酒を飲む場所にいる女性たちです。

ある年代までは、圧倒的に、「水関係の業界の女」でした。

とりわけ、昭和の30年代から40年代前半にかけては、恋の対象は、水商売の女性たちです。

男女が触れ合うシチュエーションを作り出すには、酒場は手っ取り早かったのでしょう。

歌としては、一般の女性を対象にするのは、情景描写がむずかしかったのでしょうか。

昭和の50年代に入ると、女性の社会進出と相まってでしょうか、一般人の女性が対象になってきて、シチュエーションも多彩になり、内容にふくらみが出てきます。

ところが、この酒場ものは、結構人気が高く、その後も、連綿と続きます。

昭和57年の「北酒場」 細川たかし は、第24回のレコード大賞を受賞しています。

典型的な曲 昭和40年の曲です
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Hana * 想い出 * 12:19 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

歌謡曲のキーワード (1)

私本・昭和歌謡曲全集の編集で気が付いたことがあります。

昭和の歌謡曲の特徴ですね。

その特徴は、いくつかのキーワードで括ることができます。

まず、歌のテーマ。主題ですね。

それはずばり、

「恋」です。

歌の根幹は、男女の関係です。

これは、恐らく、今後も変わることはないでしょう。

恋愛をテーマにしない曲は、数える程しかありません。

北帰行 小林旭
知床旅情 森繁久弥
石狩挽歌 北原ミレイ
北国の春 千昌夫
およげ!たいやきくん 子門真人
など、です。

歌の文句じゃないけれど、むろん恋にもいろいろあります。
ですが、昭和の歌謡曲では、この恋に

「命」をかけます。

いのちかけて、君を愛し、ます。
あなたに、いのち、預けます。
恋は、いのちと同じ。
なのです。

君がいなくなったら、生きていけない。

とまで、言います。結構重い恋です。

今時のように、すぐ別れたりは出来ない雰囲気です。

命をかけるのめり込む恋に対して、
斜に構えて、冷ややかに歌う異色な曲があります。

男と女のお話  日吉ミミ です。

世の中が変わるんだから、人の心も、変わるのさ・・
恋はおしゃれな ゲームだよ・・
突き放すような日吉ミミの歌い方がマッチしてユニークな味を出しています。



続く

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Hana * 想い出 * 10:17 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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