読書 エルモア・レナード

レンタルDVDで、タランティーノの「ジャッキー・ブラウン」を観た。

TVで観た時は、気が散って楽しめなかったせいか、今回じっくり観て大いに楽しめた。


監督は、タランティーノ少年にとっては、主演のパム・グリアは、オナペットだったと告白しているし、それぞれ配役が凝っていていいね。
この映画の原作はエルモア・レナードの『ラム・パンチ』。

最近、歳のせいか、昔観た映画が妙に懐かしくなって、捜し始め、レンタルでは入手が難しいのは、ネットで購入したりしている。

そのうちの1本で、
シノーラ(原題 Jor Kidd)

出演者: クリント・イーストウッド
監督: ジョン・スタージェス
が、あって、取り寄せるまで知らなかったが、脚本を、エルモア・レナードが手がけていることが分かった。

偶然にしても、エルモア・レナードの名前がこうして続いて出てくると、もともと大好きな作家なので、気になっていた本を、ついでに探索してみることにした。

密造酒を巡っての奪い合いを描いた小説で、正確なタイトルが思い出せずにいた本だ。

ネットが進化したおかげで、タイトルは、すぐ分かった。

『ムーンシャイン・ウォー 』(扶桑社ミステリー)

もう一度読みたいのだが、ネットの本屋さんには在庫が無いようだ。

ネットに登録している古本屋の1軒にはあるが、高い!
こうしたお店は、お客の嗜好を心得ているから、足元を見て値を付けるから太刀打ちできない。
この間は、ある作家の本に2万円の値付けで、申し合わせたように、どこも同じ値。注文受けてから、同業者間で融通するのかな?

これは、小さな古本屋行脚で探す他ないな。

読書の秋は、歩きの秋でもあるようだ。

 
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Hana * * 11:51 * comments(0) * - * pookmark

窓から逃げた100歳老人



久々に読んで面白い本でした。

スエーデンの作家、ヨナス・ヨナソンという人の小説です。

作家のことは、てんで知りませんでした。

本屋で、タイトルに惹かれて、買いました。

さほど期待してなかったのですが、やんわりと、そして、アハハと、面白さに引っ張られて、

とても本など読んでいられない暑い最中でしたが、

短期間で読み終えてしまいました。

100歳の老人が、もし警察に捕まれば終身刑確実かと思われる事件、

次々と引き起こすのか、勝手に起きるのか、

はたまた、ご老人の経歴がなんとも。

とぼけた会話を楽しみながら、世界史のおさらいもできます。

とんでもない筋立てが、微細なところまでの気配りで、齟齬無くつながって、著者の綿密さが光る。

小説の楽しさを再認識させられました。

リンドグレーンの同国人というのは頷けます。

 
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ジョン・ル・カレの新作

『われらが背きし者』    
Our Kind Of Traitor



久しぶりのジョン・ル・カレです。

『ナイト・マネジャー』(1998年)以来かな、読むのは。

楽しみですね。

岩波から出たんで、高いです。とても。

『われらが背きし者』    
上岡伸雄・上杉隼人 訳    
2012年11月    岩波書店    
2600円


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Hana * * 23:44 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

暗殺のジャムセッション

早川書房からロス・トーマスの新刊が出た。
エンターテインメントでは、最高の作家と思っている大好きなロス・トーマスである。
そんな彼の新刊が出たのを知らないでいたとは、何たる不覚。



没後、何年だろう。1995年だから、15年になる。
こうしたエンターテインメントの世界では珍しいのではないか。
無論、新刊と言っても翻訳書のことである。

つい先頃、用事があって、神田近辺に行った時に、コーヒーを飲みにふらっと入ったのが早川書房の1階の喫茶店。
その時は、気がつかなかったのだが、読んでいた文庫に挟まっていた新刊案内広告に、この本の案内が載っていたのだ。
コーヒーを飲んでいる時に気がつけば、その場で手に入っていたものを。
家からAmazon.comへ即発注。翌日には届いたが、その間が待ち遠しくて悔しい思いをした。

没後15年で、ロス・トーマスの新しい著作を読めるとは思ってもいなかった。
手に入るものは、あらかた読んでしまったし、ネットで古書を探ると、敵は足もとを見て、絶版本は2万円!!という高値を付けていて、古書店の片隅で埃に埋もれているのを発見するという僥倖にでも巡り会わないかぎり未読本の入手はまず無理である。
ん十年の日本各地の古書店めぐりで、苦労して手に入れた先輩に、借用を乞うても、ニヤッと笑って、はぐらかされてしまう。一度手を離れたら返ってこないのを恐れているに違いない。
日本各地の小さな古本屋で、エンターテインメント翻訳書の棚のあたりで行きつ戻りつして探している御仁の中には恐らくロス・トーマス狂の方が少なからずいるとみてよいでしょう。

今度の『暗殺のジャムセッション』だが、何とも分かりにくいタイトルである。
原題はCast a Yellow Shadow(黄色い影を投げよ)。
中身を読めば、なるほど、と思えるのだが、邦題はどうも理に落ちたタイトルにみえる。どうせ中身をみなければ分からないので、原題のままでよかったのではないか。
デビュー作『冷戦交換ゲーム』(1966)で、アメリカ探偵作家クラブ賞の最優秀新人賞を受けた翌年の続編である本作は、何故かいままで翻訳されることなく過ぎてきた。主人公の二人を同じくする第3作『黄昏にマックの店で』はとうに訳本が出たというのにである。
冷戦・・とマック・・に挟まれて、何となく、というのは分からなくないな、とは思ったが、それにしても、冷たすぎたのではないかな。

内容については、これから読まれる方のために、この道の仁義として固く口を閉ざします。

それにしても、読みたい誘惑に負けて、一気に読んでしまう、というのが難点で、読み終えてしまうと、もう次にはロス・トーマスで読むものがないんだという寂しさが募ります。


ロス・トーマスの著作にはまだ、若干数未翻訳のものがあるので、勇気ある出版社が翻訳してくれることを切に願っています。

また、絶版にした出版社は、復刻版を出すか、他社に版権を譲渡するなりして、再びロス・トーマスの作品を世の中にだしていただきたいと、これまた切望しています。

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Hana * * 15:23 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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